交通事故での慰謝料計算と弁護士特約！

 

岡崎市アームズ整骨院です！

 

交通事故での慰謝料計算と弁護士特約

前回の続きで自動車保険の弁護士特約についてお話していきたいと思います。

【前回の交通事故遭遇時、対応マニュアル！はこちら】

 

前回で治療終了までにご自身で保険会社さんと『過失割合』、『治療期間』、『慰謝料』、『後遺症診断』を決めていくというお話をしました。
保険会社さんと交渉するにしても今から紹介するような難しいことがいっぱいです。

 

慰謝料

交通事故での慰謝料には2つの意味合いがあり『入通院慰謝料』と『後遺障害慰謝料』があります。
そして慰謝料の計算方法には3種類あります。
①自賠責基準
②任意保険基準
③弁護士基準

 

入通院慰謝料

入通院慰謝料とは、交通事故による入通院での精神的損害に対して支払われる慰謝料です。

 

①自賠責基準

入院は入院期間、通院は実通院日数を2倍したものと、治療期間を比べてどちらか少ない日数が適用されます。自賠責保険の計算基準は法律で決まっており、慰謝料は1日4,200円となっています。

・実通院日数×2
・治療期間

例えば、治療期間が90日で実通院日数が40日の場合、
通院期間90日、実通院日数40×2＝80日
先程話した通り、慰謝料として計算されるのは少ない日数が適用されます。
この場合90＞80なので実通院日数の80が適用されます。
よって、80×4,200＝336,000円が自賠責基準の慰謝料となります。

 

②任意保険基準

各保険会社で多少ばらつきありますが、任意保険基準による入通院慰謝料表というものがあります。
その表によると、通院期間が90日の場合378,000円程になるようです。

 

③弁護士基準

こちらも各保険会社で多少ばらつきはありますが、弁護士基準の慰謝料計算式によりますと、
むち打ち症などで他覚的所見がない場合とそれ以外の傷害部分の慰謝料基準の二つに分かれており、
通院日数90日で、むち打ち症などで他覚的所見がない場合530,000円程で
それ以外の傷害部分の慰謝料基準ですと、730,000円程になるようです。

自賠責基準と弁護士基準で同じ通院期間でも464,000円の慰謝料の差があります。

 

後遺障害慰謝料

もう一つの慰謝料の「後遺障害慰謝料」とは、事故によっての痛みが治療期間中にとることができず、事故によっての被害者の痛みが「後遺障害」として認定された場合に支払われるものです。
1級～14級まであり、一番軽い等級が14級になります。
後遺障害慰謝料でも各基準によって金額が変わってきます。
14級の場合
①自賠責基準で　320,000円程
②任意保険基準で　400,000円程
③弁護士基準で　1,100,000円程
になります。

こちらでも自賠責基準と弁護士基準で780,000円の差があります。

 

他にも過失割合や治療期間などを話し合わなければなりません。

 

弁護士特約

ご自身で何を交渉してもわからないことがほとんどですよね。
過失割合を言われたが納得いかない。まだ痛みがあるのに治療を終了されてしまった。後遺症診断というものを聞かされてなかった。など不満があることも多いです。
そこでおすすめなのが、自動車保険の中に『弁護士特約』というものがあります。

 

弁護士特約とは

本来は事故後、過失割合、治療期間、慰謝料、もし事故の痛みが残ってしまった場合、後遺症診断など保険会社さんとご自身で交渉していきます。
ですがご自身や『ご家族』が自動車保険に弁護士特約がついていれば、基本無料で保険の等級も下がることなく保険会社さんとの交渉をプロの弁護士さんが代わってしてくれます。

 

しかもみなさん知らない方が多いんですが、本人が弁護士特約に入ってなくても、『ご家族の誰か1人』入っていれば使うことができます。
弁護士特約を使用できる範囲は、同居の家族の場合、6親等以内の自分の直接の親族、3親等内の配偶者の親族であれば利用可能です。
別居の家族の場合には「未婚の子ども」が対象となります。

 

弁護士さんが味方でいてくれたら適切な慰謝料で交渉も任せれるので、安心して治療に専念できますよね？

 

交通事故で来院される患者さんで、保険会社さんとの交渉がわからないといわれる方や弁護士特約に入っていても知らない方が多いです。
これを機に一度自分の保険を確認してみるといいですよ。

 

岡崎市アームズ整骨院では、交通事故の患者さんの痛みを取り除くのはもちろんのこと、このように事故にあってからどうしたらいいかのアドバイスや弁護士特約がなく、ご自身で保険会社と交渉しないといけなくても親身に相談させてもらい、交通事故対応優良認定院としてしっかりアドバイスをいたします。
交通事故でお困りのことがありましたらアームズ整骨院に相談してください。

 

アームズ整骨院　院長

鈴木