スポーツ障害の予防への第一歩!野球肘 内側型編

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スポーツ障害の予防への第一歩!野球肘 内側型編

アームズ整骨院のブログ

2020/07/09 スポーツ障害の予防への第一歩!野球肘 内側型編

スポーツ障害の予防への第一歩!野球肘 内側型編

野球肘サムネイル

 

岡崎市アームズ整骨院です!

みなさん学生時代にスポーツをやっていて身体が痛くなったことありませんか?
スポーツはさまざまな競技特性があり、それぞれ起こりやすいケガがあります。
ケガによってスポーツができなくならないように、そういった起こりやすいケガを少しずつ紹介していこうと思います。

野球肘

野球肘とは投球動作の繰り返しによって起こる肘の障害で、多くは10〜15歳頃に発症します。
肘全体の痛みの総称で、詳しくは内側型、外側型、後方型の3つに分けられます。

内側型

投球などで肘の内側が靭帯や筋肉に引っ張られて痛みがでることを内側型に分類されます。
内側型には次のような症状があります。

上腕骨内側上顆炎

10歳から15歳の子供によく起こる障害で、投球などで肘が外反(肘が外側に引っ張られる)され、内側上顆に付着する靭帯や筋肉の牽引力より内側上顆(肘内側の骨の出っ張り部分)の成長軟骨に炎症が起こります。

 

肘内側の骨

 

主に投球時に右肘の内側に痛みがでて、ひどくなると物をもったりなど手を握りしめることでも痛くなります。
子供の野球肘はほとんどがこの障害で、少しずつに肘の痛みが出て、初めのうちは投球後数時間で痛みはおさまってしまいますが、そのうちに痛みが治まりにくくなります。
少年野球選手の20%以上にみられたという報告もあり、多くは1か月程度の投球中止によりほぼ治癒します。
投球や送球など投げること以外のランニング、バッティング、ノックの捕球の練習などは中止しなくても大丈夫です。
予後はいいですが、体が硬いなど身体的な問題やフォームが悪いなど技術的な問題があると再発しやすくなってしまいます。

なのでリハビリでは、身体的な問題に対して上腕骨内側上顆に付着する筋肉は

尺側手根屈筋 (手首を手のひら側に動かす・小指側に動かす筋)

長掌筋 (手首を手のひら側に動かす筋)

橈側手根屈筋 (手首を手のひら側に動かす・腕を小指側に回す筋)

浅指屈筋 (人差し指~小指の付け根を曲げる筋)

円回内筋 (腕を小指側に回す筋) などがあり、これらの内側上顆を引っ張っている筋をストレッチで柔軟性を向上させ、浅指屈筋や尺側手根屈筋は肘の外反(外に引っ張られる)に対して抵抗してくれる(簡単にいえば肘の防御力UP)ので筋肉機能回復を行います。

 

手の筋肉

 

技術面では、動画や実際に投球フォームをみせてもらい、片足立ちが真っ直ぐ立てているか、肘が下がっていないか、踏み出し足はどうなっているのか、体重移動はどうか、フォロースルーの動きはどうかなど肘に負担をかけているフェーズを探していき再発しないように指導していきます。

上腕骨内側上顆裂離骨折

先程の上腕骨内側上顆炎のように肘の炎症だけではなく、肘内側の軟骨が靭帯や筋肉に引っ張られて裂離骨折してしまいます。

肘の内側の出っ張り部分の成長軟骨や骨が割れたもので、1~3週間程度固定が必要なことが多いです。

ある1球を投げた時から急に痛みが出る傾向があります。
こちらも症状は投球時や物を握ったときに痛みがでますが、肘の内側が腫れっぽくなることや、痛みが引くのが内側上顆炎より遅い感じがします。

この場合も予後はいいですが身体的な問題や技術的な問題があると再発しやすいです。
リハビリでは固定する以外は内側上顆炎のようなリハビリになります。

内側側副靭帯損傷、断裂

通常は骨の完成された高校生以上で起こります。

骨が成長し脆弱な軟骨なくなると、今度は靭帯が損傷してしまいます。
投球時の牽引力により内側の靭帯が引っ張られ、少しずつ痛む場合と急に断裂する場合があります。

靭帯の修復力は乏しいため、損傷が少なければリハビリで前腕のトレーニングやフォーム修正で痛くなくなることもありますが、重症であれば手術になり復帰まで1年以上かかることもあります。

 

次回は野球肘の外側型を紹介していきたいと思います。

 

【スポーツ障害の予防への第一歩!野球肘 外側型編はこちら】

 

【スポーツ障害の予防への第一歩!野球肘 後方型編はこちら】

 

選手の中には、レギュラー争いをしていたりで練習を休むのが嫌な選手も多いかと思います。

岡崎市アームズ整骨院では、症状によってはなるべく選手の希望に沿って練習制限を最小限にしてサポートしていきたいと思います。
ぜひアームズ整骨院にご相談ください。

 

アームズ整骨院 院長

鈴木

 

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【アームズ整骨院】

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